app-engine-patchの導入

GettingStartedと、Unleash Django with app-engine-patchの記事を見て、app-engine-patchの使い方を理解しようとするも、分ったような分からないような。やっぱり実際に試してみないとよくわかりませんね。

というわけで、やってみます。

まず、Downloads app-engine-patchから、最新のsampleをダウンロードしてきます。これを書いている時点では、app-engine-patch-sample-1.0.zipが最新の安定版っぽかったので、これを落としてきました。

次に、このサンプルを展開してapp.yamlを開き、applicationの書き換えと、画像フォルダの設定の書き加えを行います。また、これまで使っていたフォルダからimagesフォルダをコピーしてきました。

app.yaml

application: kinboshi-sunfish
(中略)
- url: /images
  static_dir: images

- url: /favicon.ico
  static_files: images/favicon.ico
  upload: images/favicon\.ico
  mime_type: image/x-icon

んで、templatesフォルダにこれまで使っていたwelcome.htmlをコピーし、urls.pyを開いて編集し、サイトにアクセスするとwelcome.htmlが呼び出されるようにしました。

urls.py

urlpatterns = auth_patterns + patterns('',
    ('^admin/(.*)', admin.site.root),
    (r'^.*$', 'django.views.generic.simple.direct_to_template',
        {'template': 'welcome.html'}),
    # Override the default registration form
#    url(r'^account/register/$', 'registration.views.register',
#        kwargs={'form_class': UserRegistrationForm},
#        name='registration_register'),
) + urlpatterns

最後に、通常のDjangoと同じく、以下のコマンドを実行して開発サーバを起動します。

manage.py runserver

これで、http://localhost:8000にアクセスするとトップページが出ました。ただ、カウンタの処理を入れていないので、カウンタの数字は出ませんが。

ちなみに、http://localhost:8000/adminにアクセスすると、DjangoのAdminページが出ます。もちろん、この開発サーバはGoogle App Engine SDKのものを使っているので、http://localhost:8000/_ah/adminにアクセスすれば、ちゃんとGoogle App Engineの開発用サーバの管理サイトが見れます。

ところで、commonフォルダの他にもsampleにはいろいろなファイルが含まれているのですが、これってどこまで必要なんでしょうか?

ともかく、とりあえず動きそうなので、次は、カウンタを復活させるところから手をつけようと思います。なお、app-engine-patch導入後は、以下のコマンドで、Google App Engineにアップロードすることができます。今のところ使わなさそうなadminの部分をurls.pyからコメントアウトして、アップロードしました。

manage.py update

金星翻車魚(キンボシマンボウ)から、カウンタが消えてしまいました…。